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アルジェリア・モスタガネム大学と、柔道の投技を「現場で測る」共同研究を始めました

2026.09.22石井孝法お知らせ

2026年8月、アルジェリアのモスタガネム大学(Université de Mostaganem)の Adel Belkadi(アデル・ベルカディ)教授と、柔道のバイオメカニクスに関する共同研究の意向書(Letter of Intent)を取り交わしました。当法人の理事長・石井孝法が、研究者として参加します。

意向書を手にした石井孝法(左、講道館の嘉納治五郎像の前)とアデル・ベルカディ教授(右)を並べた記念写真
意向書を手にした石井(左、講道館・嘉納治五郎師範像の前)と Belkadi 教授(右)。写真は教授の了承を得て掲載しています。

何を測ろうとしているのか

柔道の投技には「うまい・へた」があります。指導者は見れば分かりますが、それを数字で表す方法は、まだ定まっていません。

力の強さや動きの速さを研究室で測ることはできます。けれども、研究室での測定と、道場の畳の上で起きていることは同じではありません。稽古の現場で、稽古を止めずに測れる——そういう枠組みをつくることが、この共同研究の目標です。

具体的には、投げられる側の役をする計測機能つきの柔道ダミーを使って、技をかけたときの力や動きをその場で読み取る仕組みを考えています。ベルカディ教授はこのダミーの開発を進めており、石井はリオデジャネイロ五輪に向けて同じ種類のシステムを開発した経験があります。

なぜ一緒にやるのか

この種のシステムは、作るところまでは行けても、現場で使い続けるところでつまずきます。 その場で結果を返す(リアルタイムフィードバック)ときの遅れや誤差、選手が測定を面倒に感じる問題など、石井は開発の過程で多くの失敗を経験しました。

うまくいかなかった経験は、論文にはほとんど残りません。それを共有できることが、この協力の価値だと考えています。ベルカディ教授の側からは、開発中のシステムと、アルジェリア柔道の現場での検証の機会が加わります。

これからの進め方

  • 議論はメールでの書面のやり取りを基本にします。言語と時差の壁を越え、考える時間を確保するためです
  • まず、投技の技術的効率をどう定義し、どう測るかを整理した理論的な枠組みの論文を共同で準備しています
  • その先で、実際の稽古環境で枠組みを検証する段階に進みます

進み具合は、このサイトでお知らせしていきます。

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