コーチが学べばスポーツはもっと楽しくなる

スポーツでウェルビーイング!!

参加型スポーツもパフォーマンス型スポーツもコーチが学べば,多くの方がスポーツの価値を実感できる!!

現状をいうと...
まだまだ,国民(市民)の多くは,スポーツの価値を実感できていません.
これは,視点によって変わるかもしれませんが,世界と日本のスポーツ市場規模の成長を比べると,相対的にみて日本は成長しているとはいえないからです.多くの方が価値を実感できれば,それに対する対価を支払うという流れができると考えられますが,スポーツをささえる人の多くはボランティアもしくはパートタイマーです.そのような状況で,コーチは,責任ばかり追及されるといったハイリスクローリターンの状態あることから,「成長する」に投資することが難しくなっています.これが,悪循環を生み出し,大きな問題になってきていると認識しています.
この問題を解決し,スポーツを通して国民(市民)のウェルビーイングに貢献するためには,プロフェッショナルなコーチを増やさなければならないと考えます.
これまで,競技団体の指導者養成や大学・高校などで,講演・講習を行ってきましたが,現状の仕組みではコーチの能力(実践的な能力,意思決定)を高めることに限界があることに気づきました.また,個人で開催する講習やセミナーが氾濫しており,真の情報にアクセスできなくなってきています.
そこで,私たちは,以下の5つの課題を設定し,コーチのパフォーマンスを高められるようにアプローチします.

スポーツコーチングアカデミアの設定した5つの課題

ケーススタディ×ダイアログ

  スポーツコーチング討論会,コーチング哲学ログでは,テーマ(スポーツ界の問題やコーチングでの問題など)を設定して対話をします.その対話を通して,過去の具体的な成功例や失敗例について分析を行います.コーチング哲学ログは,対話の記録をyoutubeなどで公開し,スポーツに関わる多くの方に思考を深める機会を提供します.具体的なコーチングのケースを共有しながら,対話をしていく3カ月・6カ月の学びプロジェクトもスタートします.

国際連携プロジェクト

国際的に活動をしている団体や組織と連携して,コーチングサポートを実施します.国際的な連携と情報共有によって,世界基準を把握することが可能になります.会員の皆さんは,日本国内だけでは得られない情報に触れたり,実際にサポートに加わることができます.

スポーツイノベーションハブ

SCAがスポーツイノベーションハブ(地域,団体,学会,企業などを繋ぎ協働できる体制を作る)という役割を果たします.そこに関わる方々と一緒にゴールを目指し,問題の解決に取り組みます.その取り組みそのものを公開し,多くの方の学びの機会を創出します.
もう一つは,スポーツイノベーションハブとして地域の問題を抽出し,その問題をプロジェクト化します.正会員にプロジェクトメンバーとして実際に関わってもらうことで,実践的な学び(経験)の機会を創出します.

具体的な流れは,講習+調査(パッケージ)を通して,地域の方々とコミュニケーションを取るところからスタートします.私たちと一緒に活動することで問題が解決できると判断していただいた場合は,調査で抽出した問題をプロジェクト化します.このプロジェクトで問題を解決するために必要な団体や企業があれば,プロジェクトチームとして連携体制を作ります.このプロジェクトには正会員個人が参加することも可能です.一緒にプロジェクトに関わり,課題を達成し,問題を解決することで,実践的に学び,人として成長していくことを目指します.そして,プロジェクトの終了が終わりではなく,そのプロジェクトで学んだことを社会に還元していきます.これにより,スポーツの価値を多くの方が実感できると考えています.

セカンドキャリアサポート

パフォーマンススポーツを引退したアスリートのコーチ能力開発をサポートします.現在は,「離れ」でコーチング学習という挑戦的な学びの場を提供しており,その中では論理的思考を高めるために,「国際誌に論文を投稿する」をゴールとして,勉強会をしています.

安心・安全の研究プロジェクト

多くの方にスポーツの価値を実感していただくには,参加型スポーツもパフォーマンススポーツも「安心してできる」,「安全にできる」が基盤になければなりません.私たちは,スポーツ損傷や重大事故の防止につながる研究を実施しています.